歌川 国芳(1798~1861)

歌川国芳は、江戸時代末期の浮世絵師です。
ユニークな画風から【奇想の絵師】などと呼ばれています。


幼少の頃より画才に優れた国芳は、15歳で歌川豊国の門下となりました。
20代の内は目立った活動はありませんでしたが、
30歳を過ぎ、水滸伝の英雄に取材した一連の作品で脚光を浴びました。


国芳は無類の猫好きとしても知られ、
常に数匹、時に十数匹の猫を飼い、
懐に猫を抱いて作画していたと伝えられています。


猫をはじめ、魚や狸などを擬人化したコミカルで愛らしい戯画も多く描いています。


反骨と風刺の精神に富んだ作品群は、当時の人々の圧倒的支持を得、
多くの門人が集まり、浮世絵師の最大派閥を形成。
その系譜は昭和の日本画家まで連なっています。