「浮世絵と歌舞伎」

浮世絵と日本の伝統芸能歌舞伎は密接な関係があります。歌舞伎は江戸時代の庶民文化のもとに成立した演劇です。能・人形浄瑠璃とともに日本の三大古典劇と言われています。1600年ごろ京都で出雲のお国が始めた〈かぶき踊〉が前身と言われています。〈かぶき〉とは新奇・異様な行動の意で,〈歌舞伎〉は明治以後に当てられた字であり。新規異常な人をさし「かぶき者」とも言ったようです。
娯楽の少なかった江戸時代 歌舞伎は数少ない庶民の娯楽として発展しました。浮世絵は当時浮世の出来事をつたえるメディアでした。歌舞伎に関しては役者に対しては出演する演目にはじまり、さらには私生活や着ている物まで人々の注目が集まりました。浮世絵は贔屓の役者を身近において眺めるブロマイドの役割も果たしていたようです。
重要無形文化財(1965年4 月)に指定された、歌舞伎(伝統的な演技演出様式によって上演される歌舞伎)は2005年に ユネスコにおいて傑作宣言され、2009年9月に無形文化遺産として登録されました。