「伝統工芸品」匠の技

伝統工芸とは、長年受け継がれてきた技術が用いられる工芸品のことを言います。
全国には伝統工芸とされるものが約1,300種類程あり、いずれも卓越した技術を持つ職人が生産しています。
その伝統工芸品の中でも、経済産業大臣が「伝統的工芸品」として指定する代表的な工芸品が現在225品目あり、産業の振興を目的に制定された法律「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」通称「伝産法」に基づいて更なる振興を図っています。


●問題点
各地で数多くの工芸品が受け継がれていますが、経済産業大臣の指定を受ける上で大きなハードルとなる点が二つあります。
それは、「100年以上の伝統」と「少なくない数の者がその製造を行い、又はその製造に従事している」という点です。

伝統産業の高齢化と後継者問題はいまだ深刻な状況です。
伝統工芸は一度途絶えると復活する事が困難なうえに、多くは材料の確保や製造工程など分業で行っているところが多い為、どこか一つでも無くなってしまうと全体に影響が出てしまいます。
伝統工芸青山スクエアでは、「伝統的工芸品の材料、製造用具等の不足情報」を公開し、情報を募っています。
しかし一方で、職人という仕事に対しては注目度が増してきています。
終身雇用という神話が崩壊し、またお金よりもやりがいを求める若者が増えたことから、職人になりたいという人が増えてきているのです。
基盤づくりこそ政府の支援が必要ですね。